日経春秋 春秋(11/28)

ムンバイは、昔地元民が崇拝した女神の化身にちなむ名だそうだ。それにふさわしい安寧を取り戻せるよう祈りたい。

 ⇒歴史 : ムンバイ - Wikipedia

ボンベイという名はポルトガル語のボン・バイア(良港)に由来するといわれるが、当時漁民の信仰をあつめていたシヴァ神パールヴァティーの異名、ムンバによるとの説もある。

 ⇒パールヴァティー - Wikipedia

後にドゥルガーやカーリーとも同一視され、パールヴァティーの変身した姿、あるいは一側面とされた。

 実質はコルコタなどと同じカーリー信仰ではないかな。
 ドゥルガードゥルガー - Wikipedia

ドゥルガー(Durga)は、ヒンドゥー教の女神。外見は優美で美しいが、実際は恐るべき戦いの女神である。10本あるいは18本の腕にそれぞれ神授の武器を持つ。神々の要請によって魔族と戦った。シヴァ神の神妃とされ、パールヴァティーと同一視された。

 ⇒カーリー - Wikipedia

カーリー(काली Kālī)は、インド神話の女神。「黒き者」とも呼ばれる。血と酒と殺戮を好む戦いの女神。シヴァの妻の一人であり、全身黒色で4本の腕を持ち、チャクラを開き、牙をむき出しにした口からは長い舌を垂らし、髑髏をつないだ首飾りをつけ、切り取った手足で腰を被った姿で表される。カーリー・マー(黒い母)とも呼ばれ、シヴァの神妃パールヴァティーの化身とされる。仏教名(漢訳名)は大黒天女。

 ⇒http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Kali_002.jpg

ムンバイは、昔地元民が崇拝した女神の化身にちなむ名だそうだ。それにふさわしい安寧を取り戻せるよう祈りたい。

毎日社説 社説:インド同時テロ 不気味な「点と線」を追え - 毎日jp(毎日新聞)

 その意味では米国の「インド重視」政策は問題なしとしない。インドを「世界最大の民主主義国家」と呼ぶブッシュ政権は、米印原子力協定を結び、これを原子力供給国グループ(NSG)に追認させた。NPT非加盟のインドとの核ビジネスを例外的に認める措置を、日本も承認したのである。

 ブッシュ政権の問題で限定されるかはもう少し見たほうがよい。

アフガンでは27日、首都カブールの米大使館近くで自爆テロがあった。ムンバイ・テロとの関係は不明ながら、インドとパキスタン、アフガンの情勢は不気味な「点と線」で結ばれていると見た方がいい。

 オバマはそこに手を突っ込むかもしれない。

朝日社説 ムンバイ・テロ―新興大国を襲った恐怖 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 このときインド側は、パキスタンの情報機関やその影響下にあるイスラム過激派が関与したと非難し、パキスタン側は否定した。両国はカシミール地方の領有をめぐって長年争っており、関連するとみられるテロもこれまで多発してきた。

 今回は規模は大きいがその一環というか不穏な流れとしてはなんら不自然でもない。妙にメディアが騒ぐのはなぜかと思ったら、日本人の被害者がいたということのようだ。被害に遭われたかたには哀悼したい。事件自体は時事的に見るのではなく全体構図で見た方がよい。

小雨

 天気図を見ると低気圧が3つ並んでいる。珍しい。午後には晴れるのだろう。
 夢は。チャペルで吉田拓郎がピアノの弾き語りをすると聞いてみんな集まっているというのだが、俺はいいよと思いつつ、後から覗く。なぜか人々の背が低く、後方の私からでも拓郎が見える。拓郎ももう爺だろうと思うが若い。30代くらいだろうか。これって拓郎か?と私は思っているが歌唱は拓郎だ。これはあれかな「古い舟をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」かな、とか思っている。

今日の一冊 「わら一本の革命」福岡正信

 ⇒大倉正之助さんの私の1冊「わら一本の革命」福岡正信 | NHK 私の1冊 日本の100冊

cover
自然農法 わら一本の革命: 福岡 正信: Amazon.co.jp
 読んだのは随分昔。私もマクロバイオティックスとか一巡やったことがあるしみたいな時代。
 読者評が。

どこが 「自然 農法」なのだろうか?, 2007/2/21
By cantarou pe (日本) - レビューをすべて見る
 表題に「自然農法」銘打っていますが、よく読むと、養鶏場で一生、土を踏むこともなく飼われた鶏の糞を肥料とし、除草の薬剤を使用しています。誇大な表現ではないでしょうか。
 果樹園の林床を草で被う草生方は、非常によいと思います。泥ダンゴも、コート種子のさきがけを成していて、優れた先見性と思います。ただ、砂漠に、多湿な気候条件の日本の野菜の泥ダンゴ種子を蒔いて、本当に育つのかは、かなり疑わしいと思います。読み物としてはよいかも知れないが、実用性は希薄と思う。

 私の理解では、福岡正信は科学者なんだと思います。ある種の合理性の結果なんだろうと。だから、彼が語る部分と実践の技術にはずれがありそう。
 というあたりで、能楽師大鼓奏者大倉正之助については特に思うこともない。
 福岡正信の直接の言葉は忘れたけど、これだけは決定的に影響を受けたという思想が一つだけあって、「コメ食っているかぎり、おまえら天皇制の奴隷だよ」ですね。天皇制をいくらイデオロギー批判しても、ご飯おいしいとか食ってるようじゃ奴隷のまま、と。もちろん、暴論だし、福岡が直接そういっているわけではないけど。
 もうちょっと広義にいうと、人類の最大の環境破壊は農業でしょ。そして、それによって定着した王政を生み出して自らを疎外していくという文明史そのものに、ちがうんでねーのという感覚は、あってもいいんじゃないかと思う。

今日の一冊 「人間交差点」作・矢島正雄/画・弘兼憲史

 ⇒柴田理恵さんの私の1冊「人間交差点」作・矢島正雄/画・弘兼憲史 | NHK 私の1冊 日本の100冊

cover
人間交差点(ヒューマンスクランブル) (1) (ビッグコミックス): 矢島 正雄, 弘兼 憲史
 柴田理恵の話は普通に面白かった。
 作品については、私は弘兼憲史が苦手なんでなんとも。あと、この手の人情話がどうも苦手です。
 紹介されていた、「白い返事(メッセージ)」についても。
 これね⇒YouTube - Tie a yellow ribbon round the old oak tree
 解説⇒黄色いリボンの謎 ドナドナ研究室 9-3
 ま、そんな感じ。