今日の大手紙社説

 朝日と毎日が教研集会問題を大きくとりあげていた。言論の自由という構図なのだが、裁判所の関わりのあたりがどうも腑に落ちない。というか、ホテルにこだわらなくてもいいような気がするのだが。
 
追記
 コメント欄で有益な示唆をいただいた。ご関心のあるかたは合わせてお読みください。
 ⇒http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080202#c1201913518

日経春秋 春秋(2/2)

 これはちょっといただけない。「殺虫剤入り」はそうだし真相解明が求められるはそうだが、背景には中国の問題は大きい。そのあたりの感性がまるでない。
 それと些細なことを言うと執筆子、餃子を知らない感がある。

▼「どうして世の中にこんな旨(うま)いものがあったのか」と池部さんは随筆『天丼はまぐり鮨(すし)ぎょうざ』に書いている。Kが材料を説明したそうだ。豚、ニラ、白菜、ネギ、ちびっとしょうゆ、ごま油。「これ以上、凝った材料を使うと中国北方の悠久の大地に産れた歴史と雰囲気を失う」。

 餃子はむしろ野菜の香りを楽しむ食べ物なので、他の具も多い。茄子とか。
 豚のところはいわゆる肉といいうよりラードがポイント。なのでバラ肉。味はかなり豚脂と白菜で決まる。白菜は水をよく切る。

産経社説 【主張】中国製ギョーザ 問われる「食」の危機管理 - MSN産経ニュース

 あれ、また。前回のはちょっと勇み足だったからか。社説もリバイズドを出すというのはよいのかも。ただ、今回のこれもちょっとな感はある。

毎日社説 社説:会場使用拒否 言論の自由にかかわる問題だ - 毎日jp(毎日新聞)

 おや?

 今回の仮処分決定で東京地裁は、日教組がホテル側に対し、前回街宣車が来て警察が警備した事実を述べており、説明義務違反はないと認定。またホテル側の抗告を退けた東京高裁も、日教組警察庁、警視庁に警備要請して了解を得ており、ホテル側は十分な打ち合わせをすることで心配するような混乱は防止できるという判断を示した。つまり、受忍できないような大きな混乱、騒ぎは避けられるという見方だ。
 しかし、ホテル側はそうした司法判断に従わない。

 おや?というのは、朝日新聞では「命令」って書いてあったけど。

読売社説 代理出産 もっと問題点の整理が必要では : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これなんだが。

 さまざまな意見があるこの問題で、厚生労働省法務省の要請を受けて審議してきた日本学術会議の委員会が、「代理出産は法律で禁止すべきだ」という報告書案をまとめた。

 これ原則禁止なんで、個別には容認とも取れる内容だったかと思う。

 代理出産で生まれる子が増えるのにつれ、生まれた子と依頼者の親子関係をどう考えるかも問題になっている。現行の制度では、依頼者が望んでも、法律上の実母になることはできない。いつまでも放置できる問題ではない。

 現実がどんどん先行していく。
 そして、これ、隠された形で、国家の問題。米国で生まれた子供は米国人というあれ。

朝日社説 再診料下げ―見送りは既得権の温存だ : asahi.com:朝日新聞社説

 だが、こんなことでは福田首相自民党も、国民に信頼されない。本気で医療の立て直しに取り組むなら、医師会の既得権に踏み込むことが避けられない。

 いつの時代の新聞を読んでいるのか戸惑う印象。全体構図がかなり違う印象もある。

朝日社説 教研集会拒否―ホテルが法を無視とは : asahi.com:朝日新聞社説

 仔細を知らないのでなんとも言えない。理由についてはいろいろあるだろうがホテルは民間なので選択はできるのではないかと思うが、裁判所命令が出ているのか。

 最高裁はこれまで自治体の施設について、「公的施設の管理者が正当な理由もないのに利用を拒むのは、集会の自由の不当な制限につながる」との判断をしている。民間企業とはいえ、公的な施設といえるホテルにも当てはまる考えだ。

 ちょっと微妙な感じはあるけど。

ログイン、曇り

 曜日感覚が消えてしまった。疲労困憊感というか気を抜いたら喉の痛み。もうちょっとうまく自分をマネージしないといけないなと思いつつ、難しい。夢も見たが忘れた。いろいろ思うことがあった。
 天気図を見る。低気圧がまた太平洋側を週末に移動。明日夜には雨か雪か。もう2月だしな。

ようやくオモテに

 ⇒ギョーザ回収直前JT株下落 監視委、情報漏洩調査 - MSN産経ニュース

 中国製ギョーザ中毒事件で、日本たばこ産業(JT)の子会社で輸入元の「ジェイティフーズ」(東京)が商品の自主回収を公表する2日前、JTの株価が急落していたことが分かった。JTは、ギョーザを食べた5人が中毒になったと連絡を受け、対策を検討している最中で、この間に内部情報が広がった可能性もあり、証券取引等監視委員会インサイダー取引がなかったかどうか調査に乗り出した。

Jobs氏の「悪魔のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条

  1. 神秘的なテーマで魅了する。[例えば、『MacBook Air』の初公開では「きょうは空気に何かがある」、昨年のプレゼンでは「きょう、Appleは電話を再発明する」など。普通の人が言ったらイカレていると思われて怖じけそうなことを平然と言う
  2. 情熱を演出的に見せる。
  3. 上手に心理誘導をする。[「今日は4つの事柄について話したい」など、全体の構成を簡単に前置きする]
  4. 数字をさも意味ありげに語る。[「iPhoneがこれまで400万台売れた」と言うだけでなく、「1日平均2万台売れていることになる」と付け加える]
  5. 起承転結の転のサプライズをべたに表現する。
  6. 無意識に訴えるスライドを用意する。
  7. 1つの心理ショーとして見せる。
  8. 小さなミスやトラブルに動じないかのように振る舞う。
  9. メリットではなく幻想を売り込む。
  10. 繰り返し自己催眠的リハーサルをする[Jobs氏はプレゼン前に何時間も練習しており、映像などとのマッチングも完璧にする]。

 
 inspired by ⇒Jobs氏の「魔法のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条 | WIRED VISION