そうして過ぎ去っていけばそれがまた人生といふもの

 増田式。
 ⇒ある病人の半生
 ⇒はてなブックマーク - ある病人の半生
 ⇒http://anond.hatelabo.jp/20070315083635の続き
 ⇒ヨブは

難しいよぉw。まあでも読むなら最後まで読めよ。それしか言えない。
でもいつかアレかもだから、膝抱えて待ってろ

 その最後が後代の加筆で、ヨブ記には、なーんの救いもない。
 でも、ヨブ記に救いがあったらそんなものが現代まで残っていただろうか。
 マルチン・ブーバーはヨブ記について興味深いことを言っている。
 これ⇒「 我と汝・対話: 本: マルティン・ブーバー,植田 重雄」
 ちなみに⇒極東ブログ: 植田重雄、逝く

ヨナ記というのがある、ピノキオの元みたいな

 クリスチャンならたいてい知っているだろう。すまん、「ヨナ書」だった。
 こんなのもあるけど⇒「 鯨の中のジョナ(字幕): ビデオ: エルダ・フェリ,ロベルト・ファエンツァ,ヤノース・ケンデ,ジャン=ユーグ・アングラード,ジュリエット・オウブリィ,ルーク・ペターソン,ジェネー・デル・ヴェッチオ,ヨナ・オバースキー,エンニオ・モリコーネ」
 ウィキペディアでは⇒ヨナ書 - Wikipedia

物語
ヨナ書の主人公はアミタイの子、預言者ヨナ(イオナ)である。ヨナは、神から、イスラエルの敵国であるアッシリアの首都ニネヴェに行って「(ニネヴェの人々が犯す悪のために)40日後に滅ぼされる」という予言を伝えるよう命令される。しかし、ヨナは敵国アッシリアに行くのが嫌で、船に乗って反対の方向に逃げ出す。このため、神は船を嵐に遭遇させた。ヨナがそれまでの神との事情を船乗りに話すと、船乗りたちはヨナが神の怒りに触れたのだと考え、手足をつかんで海に投げ込んだ。ヨナは大きな魚に飲み込まれ3日3晩魚の腹の中にいたが、海岸に吐き出された。
 
しかたなく、ヨナがニネヴェにいって神のことばを告げると、意外なことに人々はすぐに悔い改めた。指導者はニネヴェの人々に悔い改めと断食を呼びかけ、人々が実行したため、神はニネヴェの破壊を考え直して、中止した。ヨナは、1度滅ぼすと言ったがそれを中止し、イスラエルの敵であるニネヴェの人々をゆるした神の寛大さに激怒する。
 
ヨナがその後庵を建てて住んでいると、その横にひょうたん(トウゴマとも)が生えた。ヨナはひょうたんが影を作り日よけになったので喜ぶが、神は熱風を送ってひょうたんを枯らしてしまう。ヨナが激怒して、怒りのあまり死にそうだと訴えると、神はヨナに向かい、ヨナがひょうたんを惜しんだように、神がニネヴェを惜しまないことがあろうかと諭す。

 と要約がある。でも、原典も短いのでそのまま読んでもいいかも。
 話の結論は教訓的すぎてアレだが、この話のすばらしいところは、ヨナが神様大嫌いという点だ。
 ヨナは神から逃げたいのだ。そして逃げた。
 なのに神はヨナをひっつかまえて、命令しているのだ。
 ちょっと、しっこしてくるわ、とふけられたらいいのに、神はしつこくてそうもいかない。究極のストーカー。
 で、こういう不埒なヨナに対して神は別に怒っているわけでもない。不信仰者、罰をあてるぞとも神は思ってもいない。
 神はただヨナの人生をひっかきまわすだけ。
 ヨナは神に激怒するが、神はなんともない。
 ヨナがどんな内心の信仰をもってようが神はまったくお構いなし。神はヨナを愛しているのだろうがヨナにはさっぱりわからない。
 実は。
 エレミヤも同じである。エレミヤなんか神に騙されたと泣き叫ぶ。イザヤもそう(二人だけど)。その他、預言者はみんなそう。そしてある意味、イエスもまたそう。
 神とは、そういう、ご勝手なお方。
 というのが日本のクリスチャンに皮肉にしか聞こえないかもと懸念するけど、でも、これだから、この神がすばらしいのだと私は思っているのですよ。
 神を呪ってもいい。激怒してもいい。ただ、神はあなたの人生を自分の都合で勝手にひっかきまわす。人は神と戦って勝つことだってできる。ヤコブがそうだ。そしてイエス=神は人=この世に負けて殺されてさえしまった。
 なのに、最後に人は神に屈して神を賛美するようになるぞ、と、聖書という変な書物は語っている、のだろう。

Senseoが日本でも発売されたのですか。

 ほぉ⇒senseo online
 ランニングコストが高げ。
 クレマはよさげ。
 さてと⇒極東ブログ: エスプレッソ雑話
 さてさて⇒極東ブログ: 普通に人が知っていることで私が知らなかった三つのこと

「クチコミの技術」献本頂きました

 ありがとうございます。コグレマサトさん、いしたにまさき さん。

cover
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング: コグレ マサト,いしたに まさき
 弾さんほど速読はしませんでした。
 一般向けに、読みやすい文章で、かつ、わかりやすく書かれていると思います。
 エピソードが満載でそれも面白く、お得感があります。
 ただ、隔靴掻痒感のようなものがあり、そのあたりはなんだろうというひっかかりを持ちづけて読了という感じでした。そのあたりの感じが落ち着いてから何か書くべきなのでしょうが。
 とりあえず今なんとなく思うのは、共著ということもでしょうが、ブログ論、SEO(SEM)、クチコミがそれぞれはわかりやすいのですが、なんというか、public void というか、return値がよく見えない感じがしました。たぶん、ネットの中で読む文章というのと、書籍のような形態となってネットの外になった場合の文章との違いというか、あるいはその2面で読者の関心というかが少しシフトするのではないか、ま、とりあえず私はそうかなという感じでした。
 そのため、なのか、まず、クチコミがマーケティングに位置づけられている場合、定量性についてのデータが散発的に提示されているように思え、そこからマーケットの全体像が掴みづらいなと思いました。で、ちょっと失礼な言い方になるのを怖れるのですが、実際のマーケティングの数値に馴染んでいるマーケティングの専門家を交えて、数値的な推定をもっと増やしたらいいのではないか、と。例えば、ブログがある程度成長する→成長すればクチコミ効果を持つ、というとき、そのブログの成長の所定ラインが、継続3ヶ月以上、一日500PVというのはいいのですが、そのブログがクチコミに対してどのくらい定量的なエフェクトを持つのか……そのあたりの定量的な目安が知りたいです。
 アフィリエイトについても、実際のアフィリエイト市場と配分。そして、先の継続3ヶ月以上、一日500PVブロガーがどのくらいの金銭的なメリットがあるのか、その面での定量性があれば、など。難しいのでしょうが。
 と、なんくせではなく、読者としての期待ということで。
 栗先生も登場されていたけど、モテゼミというかそのあたりの読者層への反応などが見えると面白いかも、と。