今日の新聞各紙社説は…

 国籍法の話が主眼である。提起されたケースは特例とも言えるのであまりこの議論の深化には役立たない。つまり、この議論から表向きの正論を引き出しても適用される大半はグレーな状況だ。その意味で、毎日新聞社説が大筋としてよく書けているものの「もはや司法で解決すべき問題ではない」とするのは大きな過ちになりなけない。現状では、司法で解決しグレーな状況を細かく洗い出すしかないだろう。
 日本人の大衆の実感としては、婚外子を実はそう受け入れてはいない実情があり、その実情に目をつぶれば社会はゆがむ。杓子定規な正義というのは社会に適用されうるものではない。
 もう一つの主眼はガス田試掘だが、この問題は現状では、エネルギー問題ではない。またシーレーンというなら、日本はサハリン・ロシアがあれば東アジアから離脱すらできる可能性がある。危うい外交だが、バランスを見なくてはいけない。現状では、ガス田はもめて、それによって中国の意思統合を促すしかないだろう。

●日経社説 ガス田試掘、粛々と周到に

日中中間線付近のガスは日本に持ち帰ることが商業的に困難であり、中国にパイプラインで送る選択肢が現実的だ。日中が協力できるよう環境を整備していくべきである。

 この提言は面白い。実際、そのようだ。

●日経社説 年金協議、与野党とも自案にこだわるな

 無意味な社説に思える。

●産経社説 国籍法 多くの問題提起した判決

判決は「価値観が多様化した社会では、父母が法律上婚姻していないからといって、正常な共同生活を営んでいないというのは困難である」とし、「一定の要件の下であれば内縁関係で生まれた子にも国籍取得を認めるべきである。法的関係に限定しているのは誤りだ」と踏み込んでいる。家族の複雑化、多様化が現実だとしても、これは釈然としない。

 釈然としない理由を述べなくてはならない。
 しかし、率直に言うのだが、感情としては、私も釈然としない。

●産経社説 日中外相会談 大国らしく責任を果たせ

 これもほぼ同意だな。

●毎日社説 国籍法違憲判決 子の地位を国会が考える番だ

 これはよい社説だ。

もはや司法で解決すべき問題ではない。立法府の国会が、時代の変化に対応する改善策を練り、法整備を進める必要がある。最高裁の補足意見も踏まえ、下級審の判断とはいえ、違憲とされた国籍法を早急に見直さねばならない。

 ブログ並の勇み足のトーンもあるが、そういうことだ。

●毎日社説 年金与野党会議 具体案がないと深まらない

 これは順繰り。

 政府にも改めて注文がある。年金協議の土台となるすべての情報を合同会議の場に出すべきである。民主党の一元化案には数字が入っていないと与党が批判している。民主党は制度設計に必要な情報を政府に要求し、詳細な案を作るべきだ。昨年の国会では厚生労働省が制度設計の基礎資料となる最新の出生率のデータを後出しし、国民をあぜんとさせた。

 端的に厚労省がひどすぎ。

●読売社説 [東シナ海]「中国が国際ルールに反している」

 これはまったくそうだ。

●朝日社説 国籍法 子どもの権利は平等に

 この問題の正論は容易い。実際はむずかしい。

●朝日社説 日中経済 こちらの知恵も試される

 朝日新聞としてはどうなのか?独自のチャネルで報道として中国の声を聞いてみては。

ぶったまげ、朴東宣、コリアゲート、復活

 サバト中、ニュースはなるべく見ないのだが、どえりゃーニュースをたまたま見てしまった。
 日本語で読めるのはこのあたり⇒米検察、「国連不正ロビー」朴東宣氏に逮捕状

 国連不正疑惑はコリアゲートだったのだ。
 朴東宣だよ。
 米国からの日本応援なのか、韓国撃沈なのか、安倍ちゃんあぶねーよなのか。
 うひゃうひゃ。
 ああ、安息日をきちんと守らないことの罰みたいなニュースだ。
 つうわけで、ねるぽzzzzzz