日経 春秋

 私たちの遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液中の鉄も、かつて収縮した恒星の内部で作られた。私たちは、すべて星の物質でできている。私たちは「星の子」なのです……。天文学者カール・セーガンがそう書いている。

 セーガンはパンスペルミア説に否定的だったが、まあ、このあたりよくわからないな。

読売新聞社説 初の死刑判決 裁判員の熟慮と苦悩がにじむ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 裁判長が、判決を言い渡した後、「重大な結論なので、裁判所としては控訴することを勧めます」と被告に語りかけたことも、論議を呼ぶだろう。
 それが仮に、裁判員の意向を受けた発言だったにせよ、裁判長が被告に控訴を「勧める」ことが妥当なのかどうか。
 判決に自信がないことの表れだ、と受け止められれば、裁判官と裁判員が熟議の末に出した死刑判決の重みを否定することにつながりかねない。遺族感情を逆なですることにもなろう。

 ここが難しいところだ。たぶん、量刑が厳しいと思ったか、地裁で決める問題ではないと思ったか。後者だろうと思う。
 私もこの問題は高裁に上げたほうがよいと思う。ただ、そこでも死刑になる可能性は高いだが、そこは容疑者の最後のご奉仕と覚悟していただきたい。

朝日新聞社説 海保映像問題―まだ流出の真相が見えぬ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 ようやく朝日新聞から。
 まあ、真相がわからないという視点もそうだし、これは英雄的行為ではないというのもそう。だけど、微妙に仙谷政権をかばっているのか、朝日新聞も事実上流出映像を流していたからか、そのあたりの詰めが弱い。問題はこの政権にある。