日経社説 資源大手統合の厳格審査を : NIKKEI NET(日経ネット)

 公正取引委員会は、資源大手の豪英系BHPビリトンとリオ・ティントが計画する鉄鉱石の事業統合を審査する。日本は鉄鉱石の6割を両社から調達している。資源大手が進める規模拡大の影響は無視できない。統合が公正な競争を阻害しないか厳格な審査が必要だ。

 リオについては⇒リオ・ティント社事件、雑感: 極東ブログ

日経社説 子ども手当の迷走は理念のなさ映す:NIKKEI NET(日経ネット)

 法案の閣議決定後も混乱は続いている。学校給食費の未納に悩む自治体の要望を受け、法案で給付金の差し押さえなどを禁じているにもかかわらず、首相が検討を指示した。外国人労働者の子どもへの手当の支給に対し、民主党内では法案の趣旨と違うとの異論も出ている。
 巨額の資金を要する政策は、合理的で持続可能な制度設計をしなければならない。しかし、子ども手当はいまだに政策目標自体がはっきりしない。「子育てを社会全体で応援する」というが、経済的に苦しい世帯を支援するのが目的なのか、少子化対策なのかが不透明だ。
 経済支援なら、所得制限を設け、低所得世帯により手厚くなるよう制度設計をすべきだ。少子化対策なら、現金給付だけではなく、保育所整備など効果が見込める政策にも予算をさくべきだ。

 もともと練られた政策じゃない。

毎日社説 社説:「個所付け」資料 これこそ利益誘導では - 毎日jp(毎日新聞)

 これでは政治の刷新とほど遠い。政府は10年度予算案の公共事業の実施場所である「個所付け」を示す資料を国会に提出した。道路事業593路線の中で民主党県連や知事の要望があったのは321路線で、そのうち190路線は概算要求時よりも事業費が増加していた。

 鳩山内閣も当初は予算編成段階で個所付けの内容やその評価基準を示す透明化を打ち出す予定だったという。それが民主党側による地元陳情の集約に伴い手続きが閉ざされ、党をあげての利益誘導と言われかねない状況に変質してしまったことは異常である。古色蒼然(そうぜん)とした政治に陥りつつある疑念をぬぐえない。これでは「コンクリートから人へ」という、政権のスローガンが泣く。

 だから絵に描いたような劣化自民党なんだってば。

朝日社説 きしむ米中―始まった「間合い」の模索 : asahi.com(朝日新聞社)

 あまり旗頭に「人権」を持ち出さなくてもよいと思うが「08憲章」の劉暁波氏問題には言及すべきだと思うが。
 ⇒asahi.com(朝日新聞社):「08憲章」起草者の実刑確定、二審も国家転覆行為認定 - 国際

手に汗握る空中戦、民主党ヤジ議員ポカーンだったござるの巻

 ⇒本石町日記 : あの山本幸三先生も読んでいた白川総裁の“教科書”

本日は、衆院予算委で日銀の白川方明総裁が参考人で登場。質問者は、あの山本幸三先生でありました。もはや金融政策をマニアックに追及する国会議員は山本先生ぐらいしか残っておらず、そのマニア度が期待された質疑でありました。

 気が付いたのは、山本先生と白川総裁のやりとりが超空中戦となって、このところヤジで質疑が聞き取れないことが多い国会審議なのに、しばしばシーンとしてしまったこと。ヤジの入れようもないくらいにオタッキーになった、ということですね。シーンというよりポカーンであった、のが実情に近いと思うが。

山本先生と白川総裁の対峙は、国会議員が日銀総裁を質す、というより東大小宮ゼミの門下生同士の論戦という印象を受けて仕方がない。色々な思いが詰まった対峙ではないかと思える。年齢も近く、同郷でもありますしね。

 話のラフは⇒【年収3.192万円 日銀白川総裁にデフレ脱却できないなら辞めろ】 - 月のあかり
 関連の話は⇒二番底は避けられたか: 極東ブログ
 小宮ゼミ関連は⇒経済談義、五年前を振り返る: 極東ブログ

史上最もひどかったApple製品は?

 ⇒史上最もひどかったApple製品は? - スラッシュドット・ジャパン
 元ネタ⇒Top 10 worst Apple products of all time - News - PC Authority
 "20th Anniversary Mac"は、コード、Spartacusだね。川崎のデザインではなかったかと思ったが、ぐぐって情報はなし。
 それと

 いや、ひどい、っていうのは違うか。忘れられているなぁ。