朝日新聞社説 原発冷温停止―安易に宣言できない : asahi.com(朝日新聞社):社説

 政府に対してなんと言っていいのか唖然とするのだが、「冷温停止」というのは炉に燃料があって冷温停止なんで、炉の底が抜けていて冷温停止も糞もないんだが。冷温安定とでもいうのだろうか。

 冷温停止とはどんなことか。
 原子炉の核燃料は、たき火とは違って、水をかければすぐ冷えるものではない。炉がとまっても放射性元素の崩壊は続き、熱はずっと出る。この熱で水温が高まれば、蒸気が発生して大量の放射性物質が再び外に吐き出される恐れがある。
 そこで今回、政府と東電は「圧力容器底部の温度が100度」を冷温停止の目安と定め、それを下回る状態に落ち着かせることを急いできた。くわえて、今後の放射能の放出による一般人の被曝(ひばく)を大幅に抑えることも条件にした。

 3・11以前、冷温停止は、原発がヒヤリとしたときに炉を「止める」「冷やす」「閉じ込める」ことで実現する安定した状態を指すことが多かった。

 炉があるのが前提。