朝日新聞社説 パロマ有罪―企業のリスク管理徹底を

 製品自体に欠陥はなく、販売後の不正改造が事故の原因だった。だが判決は、同様の事故が何度も起き、被告らはそれを承知していたにもかかわらず有効な対策をとらなかったとして、業務上過失致死傷罪の成立を認めた。
 メーカーを信頼するからこそ、消費者は便利さの一方で危険を伴うガス製品を安心して使うことができる。その思いに沿った判断と評価したい。

 意外と執筆者は本質を理解している。「その思いに沿った判断と評価したい」というのは、そりゃ変だがそういう立論はやめときましょうということだ。なので、以降の話はよく読むとわかるが、グダグダになっている。
 重要なのは、「製品自体に欠陥はなく」といこと。で、どうして企業責任なのか? 「販売後の不正改造が事故の原因」と続くんだけど、これ、別企業。厳密に言うと、パロマ系もあったのでそれが指導せいというのはあるかもしれないけど、つまり、業界団体による官僚支配をきちんと。
 ただ、いずれにせよ、この話はこういうことになった。つまり、世の中のルールが変わった。
 これをいうとまた変なうんこ投げられると思うんだけど、これ強化すると、メーカーとメンテを分離したほうがメーカーが安全ということになるのな。で、実態はメンテがないと運営できず、そこにダークなものが貯まる。だけど、検察はメーカーを叩いちゃえ、と。
 おや、この構図、どっかで見ませんでしたか。
 そう、メーカーは小沢さんで、メンテが秘書な。叩く検察は同じ。非難している庶民は、小沢シンパとそうでない人で別の対応をしているけど、これ、まったく同じ検察の構図。
 構図というのは、仕組みということ。制度な。制度というのが公平と正義を保証するというのが民主制度の基本の考え。ここからなにが帰結されるか考えない人が増えると、検察もお仕事しちゃう。