読売新聞社説 パロマ事故判決 安全軽視の姿勢が指弾された : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 こっちもいちおう構図を理解している。

 松下電器産業(現パナソニック)の石油温風機で中毒事故が多発した際、同社は新聞広告やテレビCMで注意を呼びかけた。パロマ工業には、消費者保護の姿勢が欠けていたということだろう。
 今回の事故の背景には、不正改造という特殊な事情があったことは確かだ。
 だが、判決は、パロマ側の責任について、「機器それ自体の安全性の向上を図ることはもちろん、その機器が消費者のもとで安全に使用され続けるように配慮することも求められる」とした。

 最初の段落は松下の例。これは製造者の問題。第二の段落は変。「不正改造という特殊な事情」と製造とメンテの関係をぼかしたから。
 そして第三の段落は今回の判決で止揚としたけど、ちょっと論理的に無理がありました。