毎日社説 社説:新政権に望む 率直で明快な発信を - 毎日jp(毎日新聞)

 そうした折、気になることが起きている。米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などに掲載された鳩山氏の論文が米主導の市場原理主義基軸通貨としてのドルに疑問を呈し、東アジア共同体の創設を目指すことを主張していることが米国内で波紋を広げているという。

 「という」で済む話じゃないのだけど。
 ⇒NHKニュース 米紙 鳩山代表の外交政策批判

アメリカの有力な新聞「ワシントン・ポスト」は、日本の新しい総理大臣となる見通しとなった民主党鳩山代表について、アジアに軸足を置く外交政策を掲げていると指摘したうえで、北朝鮮の核による脅威があるなかで「アメリカとの決別を模索するものであればあまりにも危険だ」と厳しく論評しました。
 ワシントン・ポストは1日付けの紙面で、民主党の圧勝に終わった日本の衆議院選挙について社説を掲載し、「半世紀以上の自民党の支配が終わり、日本に政治的な競争がもたらされた。それだけでも祝福に値する」として、民主党への政権交代を歓迎しました。その一方で、日本の新しい総理大臣となる見通しとなった民主党鳩山代表については、「経験が少ない政治家で、アジアに軸足を置く外交政策を志向する一方でアメリカをしばしば『市場原理主義』だと攻撃している」と指摘しています。そのうえで「北朝鮮の核が日本と周辺地域に脅威をもたらしているなかで、新政権がアメリカとの決別を模索するのであれば、あまりにも危険だ」と論評しています。アメリカの政界や官界に大きな影響力を持つ有力紙のワシントン・ポストが、社説で日本の外交的な立場をこれほど厳しく論評することはごくまれで、オバマ政権の今後の対日政策にも一定の影響を与える可能性があると受け止められています。

 ⇒民主党政権への米英紙の関心は日米同盟: 極東ブログ
 ⇒米人元民主党立法スタッフのすばらしきご助言: 極東ブログ