そういえばと考えてみると人生観を決定づけた一冊の本としての「ソロモンの指環」

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ソロモンの指環―動物行動学入門: コンラート ローレンツ, Konrad Zacharias Lorenz, 日高 敏隆
 こっちのほうが安いか。↓
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ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF): コンラート ローレンツ, Konrad Lorenz, 日高 敏隆
 つらつらくだらねーことを書いていて、あーなんで、オレはそう考えて生きてきたんだろとちょっと考えてみて、あー、「ソロモンの指環」じゃねぇかなと思い至った。
 私は人間というのを、人間の性行動(恋愛とか含めて)というのを、普通に、動物のそれとして見てますね。この種の特性はなんだろ、と。
 結論からいうと、そんな特性なんてない、のかもしれない。
 ただ、種というか類的な行動は特に性行動の基底にはあるわけで、人間存在というのはそういうものなんだからと見ているというか、他者の性行動をおおまかに見るときは、ああ、動物の一種と見ている。もちろん、人それぞれに違うし、ただ、私の違いもその程度の違いというか。
 私は自然科学少年だったので、津島佑子みたいに(参照)、芋虫飼ったり、植物育てたり、交配させたりというのを小学校低学年からやっていた。で、10歳までにはたいがいの生物の生殖の概念を持っていた。ただ、知らなかったのは、人間も似たようなものだということで、知ったときは驚いた。うわ、人間やってらんないな、ぐへとか思った。
 しかし、事実はそうなので、それはそうということで、当時ノーベル賞を取ったローレンツ博士の「ソロモンの指環」とか愛読書だった。
 今思うと、ノーベル賞前から読んでいたと思う。
 その後、これとかも。
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裸のサル―動物学的人間像 (角川文庫): デズモンド モリス, Desmond Morris, 日高 敏隆
 この手のものはあの時代の流行の知識でもあったし、その上に現れた栗本慎一郎なんかも、よくわかった。
 今にして思うと、ローレンツもモリスも栗本も、そこはかとなく偽科学なんだけど。
 アマゾンの読者評に。

ドリトル先生+ムツゴロウさん, 2007/2/13
By タック (神奈川県) - レビューをすべて見る
 子供時代の愛読書は「ドリトル先生」だった。
大人になったらムツゴロウ王国に行きたいと思っていた。
 もしも僕がこの本を中学生くらいで読んでいたら、もっと動物寄りの
人生を選択したのではないだろうか。

 人間をもっと動物的に見るようになっただけかも。
 
 ローレンツの思い出ついでに⇒極東ブログ: finalvent's Christmas Story 2