朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年6月16日(火)厚労省局長逮捕―「政治案件」とは何だった

 村木局長は容疑を否認しているという。だが、障害者を守るべき立場の厚労省幹部が違法な金もうけに加担した疑いをもたれてしまった事実は重い。

 「疑いをもたれてしまった事実は重い」のは報道にとっては重いということで、市民社会にとっては別の手順で評価しないと。

 元障害保健福祉部長らの証言が事実なら、事件の構図はいよいよ深刻だ。政と官はどうかかわり合ったのか。その疑惑について、政治家側にも十分に説明する責任がある。

 「元障害保健福祉部長らの証言が事実なら」としか現状ではいえない。ただ、疑惑の国会議員が出てきそうならメディア側で多少のリークがあるだろうから、この暢気なトーンは修辞ということか。