ムネオ的

 ⇒ムネオ日記 2009年3月27日(金) : 宗男日記から - 鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

 小沢代表、民主党に対する支持は、意外と下がっていない。自民党支持も大きく増えていない。西松事件の今後の展開を待つしかない。
 この世論調査をみながら、一つ大きな懸念を持つ。それは、大久保秘書の起訴が決まった日の夜、小沢代表の記者会見があり、続投が決まったが、25日零時のテレビニュース、7時のトップニュースで「大久保秘書が東京地検特捜部の調べに対し、西松建設からの献金だと認識しており、収支報告書へのウソの記載を認める供述をしていることが関係者の取材でわかりました」と、報じられたことである。また新聞も、後追いで同じ様に書いてきた。
 これは事実ではない。私が関係者・弁護士さんに確認したところ、そういった事実はないとのことであった。

 事実か事実ではないかといえば、法的には、事実ではないでしょうね。
 報道的にはどうかというと、まあ、すでに書いたので。
 モトケンさんとかもいろいろ思案していたみたいだけど、専門スジでもそのあたりは難しいのかも。

 この報道を受けて、民主党内に、更に国民からも「秘書が認めたのだから小沢代表も責任をとるべきだ」との声が良く聞かれた。事実でないことを聞いて人の立場を判断するのは間違っている。特に民主党の議員が、正しくない情報で右往左往うおうさおうしてはいけない。民主主義の危機と受け止め、逆に真相究明に向けて立ち上がる姿を見せなくてはいけない。
 私自身、国策捜査を受け、検察側の情報リークで追い込まれた経験を持つ者として、読者の皆さん、国民の皆さん、そして国会議員に言いたい。検察がリークする捜査情報は、メディアは裏付けが取れない。メディアはそれを信用して流すしかないのだ。それが必ずしも真実ではないということを考えなくてはいけない。
 国民に予断を与えるリーク、情報操作を検察はすべきではない。裁判員制度を5月に控えた今、意図的に世論を誘導するやり方は尚更あってはならない。是非ともお互い考えていこうではないか。

 ムネオ的にはそう。
 ようするに秘書が認めたというのはどういう意味合いなのかということで、それを、べたに受け止めてしまうというのもなんだが。
 まあ、今回はいろいろ面白かったといえば面白かったし、あれかな、戦後史の貯金は使い果たしたのか、角栄の呪いはかくも深いというか、官僚はいなくなったのにその呪縛だけは正義の幻想をちゅうちゅう吸っているのか……。