これなんだけど

 内樹先生⇒窮乏シフト (内田樹の研究室)

若い女性たちが「自分たちには何が欠けているのか」を数え上げることを止めて、「自分たちが豊かにもっているものを誰にどんなかたちで与えることができるのか」を考える方向にシフトしたのは、彼女たちの生物学的本能が「危機」の接近を直感しているからだと私は思う。

 これね、昔からそうですよ。
 ある一定以上の知性と正義感のある女性の一般的な傾向だし、それにコミットできる環境があると、さらにリインフォースされる。
 ただ、これ、日本社会だと浮いてしまうんだね。これが崩れると変なエコとか変なサヨとか、新興宗教とかまあいろいろ。日本社会はそうしたシフトした側に注視するけど、日本社会から浮いちゃう権力構造が全体的にこういうものを生み出しているだけなんだけど。
 なので、なんとか維持するには、NGO的な小さいコミュを大切にするか、実際に拠点を日本から外すかということになる。
 沖縄なんかだと、こういう外化しないで、普通に途上国的な状況がある分、自然にそうである部分もある。