毎日社説 社説:連続殺傷事件 背後の事情と動機の解明急げ - 毎日jp(毎日新聞)

 注視すべきは、事の当否はともかく、事件発生後、多くの市民が連続テロの可能性を感じ取ったり、テロが起きても不思議ではないと考えている様子が明らかになったことだろう。年金をめぐる混乱がいっこうに収拾されないだけでなく、いわゆる格差社会の深刻化、雇用情勢の悪化などを背景に、人々のいら立ちや社会不安が広がっている証左ではないか。

 そこがまさに問題なのだが、錯綜している。
 毎日新聞をバッシングする意図はないが、このオピニオンは、私の市民感覚では、社説に載せてよいものではない。
 朝日社説のほうで先走って書いてしまったが、「人々のいら立ちや社会不安」という物語が欲しいという大衆心情がたぶんこの狂気と通底しているのだろう。その感覚のもつ危険性、というか、その恐ろしさへの感性が今、眼前で崩落していく様を見ている。