毎日社説 社説:スーダンPKO 平和構築参加には意義がある - 毎日jp(毎日新聞)

 併せて指摘しておかなければならないのが、スーダンの石油資源をめぐる中国への対抗である。同国産原油の輸出先は、06年には日本がわずかに中国を抑えてトップだったが、07年は日本の輸入が微減、逆に中国が倍増させて半分以上を占めるに至った。中国はスーダン政府に太いパイプを持ち、今や、ダルフール紛争をはじめスーダン政府に行動を迫る場合、中国抜きには考えられないほど存在感が増している。UNMISへの参加は中国を強く意識したものでもある。

 ほぉ、そこをちゃんと言ってますね。毎日新聞ダルフール問題を含め、アフリカ問題については継続的な知識の蓄積がある。中国様の手前もあるのでなかなか言いづらいのだがこのくらい言えるならいいかな。
 実際にはこの先の問題があって、中国は最近むしろ積極的にダルフール問題に関与の姿勢を見せている。そしてそれを強調するのだが、現実的には国連の動きと同調していない。米国は、いろいろ言われているわりにブッシュ政権はこの問題にそれほど関心を持っていない。たぶん、オバマ政権になっても同じだろう。代わりにヨーロッパが植民地との関連で深い関与を持っているのだが、中国との協調は少ない。