産経社説 【主張】ジンバブエ 国際社会は厳しい対応を - MSN産経ニュース

 日本政府、主要国(G8)外相会合、欧米諸国が相次いでムガベ政権を非難し、AU諸国には国際平和維持部隊の投入を求める声すらある。中国にも、国際社会の平和と安全を担う国連安保理常任理事国としての責任をきちんと自覚してもらいたい。
 ジンバブエで起きている状況は人道・人権面でも、政治弾圧のひどさでも、国際社会の忍耐を超えていると言わざるを得ない。ムガベ政権の対応を改めさせるためにも、G8首脳会議や国連安保理の場で、制裁も含めた厳しい対応を早急に進める必要がある。

 たぶん、その「正論」の挫折はダルフール危機に似た蹉跌の潜在的な構図にある。
 どう考えても、ジンバブエがそれでやっていけるわけはないが、国際世界はもうどうしようもない。
 産経の「正論」の先には、イラク開戦のような構図が潜んでおり、それはもう歴史的に再現されることはないだろう。