日経春秋 春秋(4/3)

作品は「反日的」で、しかも文化庁助成金が出ていると報じた週刊誌の記事がきっかけだ。一部の国会議員が批判を強め、議員向けの試写会が開かれ、右翼団体も騒ぎ出した。客商売の映画館にしてみれば厄介な展開だ。政治家まで絡んでいるのなら面倒は避けるに限ると、あっさり封印した心情が読み取れる。

 「客商売」っていう視点はよいと思うよ。