2008年のお年玉で買うべき本10冊
あけまして、おめでとうございます。お正月といえば、お年玉。ブログといったら、弾小飼。貰う立場の人も、あげる立場の人も、そのお年玉で何を買ったらいいのかというのをずうずうしくも提案するという企画をべたにぱくったEntryです。
ここでは、一度買ったらぐブックオフ行きの本を大雑把に選んでいます。ですから、「404 Blog Not Found:2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10」のように、読む順番にこだわる必要はありません。何なら精読だって構いません。ただし、一度手に入れたら、他の人に読めるように手放してくださいね。何度も何度も読み回す意味がある本かもしれないのですから。
あと、「お年玉」ということで、値段にもある程度気を遣いました。一口に「一冊」といっても「書評 - オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー」だったら一セットで一部屋なくなっちゃいますから。ただし「スゴ本」もなるべく避けています。2008年どころか向こう2日はもって欲しい。だいたい正月なんてそんなもんじゃないですか。それでは、行きます。
「 ANSWER アンサー [文庫版:コミックセット]: 本: 鎌田洋次」
スポーツ物の鎌田洋次が一生懸命描いて世間的にはコケた作品です。でも、私は好きですよ。誰も読み返さないかもしれないけど、っていうか、俺はこういうのに萌えるんだ。るっせーですか。そうですか。どうでもいいけど「不完全性定理」の野崎先生の講義を受講したことがありますよ。そんなの関係ない。
「 神罰―田中圭一最低漫画全集 (Cue comics): 本: 田中 圭一」
ちょっとべたすぎますか。ま読んでない人もいるかもしれないじゃないですか。手塚治虫は日本の誇る天才です、たぶん、きっと、本書で、わかる、いやぁ、まじで、三文字。
「 ぼくんち (ビッグコミックス): 本: 西原 理恵子」
べたすぎて痛いですか。まあでも世間ってこんなもの。
「 秋日子かく語りき: 本: 大島 弓子」
別にサバのシリーズでもいいんだけど、案外こっちのほうが読みやすいのではないか、と。深そうで深くなさそうで深い作品です。っていうか、中年になって読み返して泣け。
「 地底人の逆襲 (双葉文庫): 本: いしい ひさいち」
ほんとは元祖「地底人」でもいいんだけど。つまり、どうでもいいけど。
「 花男 (1) (Big spirits comics special): 本: 松本 大洋」
「鉄コン筋クリート」より絵がいいんじゃないのとか言ってみる。テーマも。
「 ちくちくウニウニ: 本: 吉田 戦車」
ポストモダンの本質ってこんなものじゃないでしょうか的作品として読まれていたがべたに読んでいいんでないの。
「 るきさん: 本: 高野 文子」
るきさんは、その後どうしているのでしょうか。高野さんみたく奥さんしているんじゃないでしょうかに一票。
「 「真夜中の弥次さん喜多さん」 大吉本!: 本」
この本マジで読むとマジ怖いです。でもそこがいい、かな。
「 あさってDANCE [少年向け:コミックセット]: 本: 山本直樹」
最後の一冊は、これにしました。この山本直樹という方は、中年です。
最近は映像化もしていらしい。よく知らない。ラストが泣けるよ。
まとめ
こうして見ると、なかなかレトロです。しかし、これは「どうでもいいやの10冊」ではあっても、これで全部まかなえるわけではありません。本当に「お年玉で買って欲しい」のは、10冊の本というより、そこから得られる「頭の空っぽ感」です。財布を空にするとさみしいですが、頭を空にすると本当に不安になります。本を読んで頭を空にするというとなんだかマジ聞こえますが、嘘なのだから仕方がない。血便にはやけくそが欠かせないのです。
今年もよろしくお願いします。あなたの読書体験に、本blogが少しでもお役に立てることを願います。