そういえばhi liteの風景

 阿久悠の死からの連想で、そういえば、60年だから70年代、団塊の世代が青少年だった時代を思い出す。私はもっと少年だが。
 あの時代のあれはなんだろうと脳みそスキャンしていたら、hi liteとhi liteの風景を思い出した。今でも売っているはずだし、たしか、緑のメンソールみたいのもあって、びっくらした。
 ⇒ハイライト - Wikipedia
 60年に出たものか。そうだよなと思う。

タール17mg、ニコチン1.4mg。香料にラム酒フレーバーを使用。はっかも少量使用し、キレのよい味に仕上げている。 フィルター部分が非常に柔らかいのが特徴だったが、数年前に硬いものへと変更された。これにより、味わいにも変化が見られる。

 進駐軍カルチャーを模倣し、日本がハイカラな消費社会に向かっていく世相をうまく反映した煙草だったように思う。団塊の世代より少し上の世代が吸っていたかと思う。私の父の世代か少しした。私の父は「しんせい」から、そしてhi liteも吸っていただろうか、日本らしくセブンスターを好んでいた。なんというか、hi liteの味はある意味でハイカラなお仕着せというか無理があったというか、その無理さが魅力でもあった時代だったのだろう。
 煙草好きはピースを吸っていたか。

それまでの大衆たばこの定番だった「しんせい」「いこい」に代わり、1960年代から1970年代にかけての人気銘柄となった。葉巻党だった元首相・吉田茂も晩年に吸っていた。1970年代の生活を描いた人気漫画『ちびまる子ちゃん』においても、主人公、さくらももこの父親であるさくらひろしがハイライトを愛飲していたことからも、高度経済成長期を象徴するアイテムであったことが伺えるが、その後市場の嗜好はさらに軽い味のセブンスター系に移行し、現在ではもっぱら高年齢層に好まれる銘柄となっている。

 ああ、そんな感じかな。