フランスの出生率2.0へ

 ある意味とても重要なニュースなんであえてコピーしときます。
 ⇒仏の出生率、2.005に上昇・欧州一の多産国に : NIKKEI NET:国際 ニュース

 仏国立統計経済研究所(INSEE)が16日発表した2006年の人口動態統計によると、同年の出生率が2.005に上昇した。「欧州一の多産国になった」(人口問題研究部)としている。子育て支援策の整備を受けて働く女性の高齢での出産や3人目以上の出産が増え、婚外子も増加している。
 同年の出生数は前年比2万3100人増の83万900人で、過去25年で最多だった。この結果、15―50歳の女性が一生の間に生む子供の数を示す合計特殊出生率(速報値)は前年比0.062ポイント上昇し、統計がさかのぼれる1980年以降の最高を更新した。
 第一子の出産年齢は29.8歳と「晩婚・晩産」傾向は続くものの、30代以降の第二子、第三子の出産が増えている。婚姻件数は減少しているが、事実婚の増加が出産増を支えている。また、移民の出生率が平均より高いため、過去の移民受け入れが出生率上昇につながっている。
 仏の出生率は1990年代に1.6まで低下した後、各種手当や育児休業など出産・育児支援策が拡充され、上昇に転じた。(パリ=野見山祐史)(01:53)

 一番の要因はやはり移民かなと思う。
 これに、婚外子の受容と、労働者保護があるのだろう。
 と、すれば、そのあたりはフランスの問題とも深く関わっている。つまり、移民と労働者保護は今後はバックラッシュになる。
 婚外子の問題はその点では中立っぽいように思うが、意外と、移民社会では受け入れてないような気がする。
 いずれにせよ、社会構成からすれば日本の遙か未来のような社会のようでもあるし、実際の生活のディテールからするととても保守的な国なので、いわゆる未来的な要素でもないのかもしれない。
 まあ、多様なんで、みなさんあちこちからネタ満載ではあるんだろうけど。
 余談で、まあ、サルコジじゃないか、ロワヤルの目はないと思う。が、けっこう左前がいろいろとメディア攻勢などしているのでどうかと思う(日本の左前インテリは甘ちょろいのでそのあたり見えてないようだが)。
 ロワイヤルで連想したのだが、ブレアの奥さんの若い時のヌードモデル問題はその後それほど話題にならないなぁ。まあ、お下品なんだけど。個人的にはちょっと萌えるんだが。