大学?

 慶応と共立薬科大の合併の話が多いが、よくわからん。最高学府とかいう表現はさらにわからん。
 大学の本質というのは私学であり(しかし欧州はそうでもないという議論があるのもわかるが)、私学というのは、国家に忠誠を持つことはあるが、本質を詰めていくと国家の理念とはぶつかり合うことがあう。そのため、私学には国家を超える規定を内部に秘めているものだ。ある国家内の私学が国政によって潰された場合、その卒業者たちが動き出し別の国家内に私学を再構築できる。私学とは理念だからだ。というか、そういう私学が日本にはないのかもしれない。
 私も日本人なんで日本人の考えていることはわからんとかタカビーなことは言いたくないが、まあ、大学だの学歴だのという日本社会の問題意識にはなんか根本的にわからんものがある。というか、学歴が事実上社会のインサイダーグループを形成しているだけのことではないのかと思うが。