日経春秋 元旦

 ⇒春秋(1/1)

 「遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動(ゆる)がるれ」。後白河法皇が『梁塵秘抄』に収めたこの今様には浮き浮きする躍動感がある。心なしかその子供たちの声が遠ざかる年明けである。

 あまりの馬鹿さ加減に注するも嫌になりましたよ。
 あのですね、この歌、遊女の歌ですよ。遊女の心境をまず思うところから以下略。