そういえば食い物の本…

日本の味醤油の歴史



著者:林 玲子 他

販売:吉川弘文館

価格:\1,785

媒体:単行本


 なんか醤油のことがわかってない歴史家が書いたような印象。史学的にはパティキュラな事例はそれなりのレベルなんだろうが、なんせつまらない。とはいえ、個々には面白い知識も得た。
 醤油にしても味噌にしても、お茶にしても、なんというか、実は日本の日常生活の歴史は意外にわかってないことが多いように思う。
 
蕎麦屋の系図


著者:岩粼 信也

販売:光文社

価格:\756

媒体:新書


 これはけっこう良書だし、筆者蕎麦がよくわかっている。
 昨今の石引だの手打ちだの、私は批判的だが、そのあたりのバランスはいい。
 つゆをけっこう重視しているし、江戸の蕎麦はそういうところがある。
 ああ、旨い御殿蕎麦ってないかなと思うがそれは本書とは関係ない。