今日の新聞各紙社説は…
北朝鮮のサッカーなどどうでもいい。くだらん社説書くんじゃねー。っていうか、たかがサッカー(たかがサッカーであることが大変に良い、政治まぜんな)に偉そうな変なスジ入れるな…と思いました。
さてもんじゅ、だが、産経の次の暴言をご鑑賞あれ。
ようするに、黙れってこと。というわけで、沈黙するしかないというか、それにしても、社説でこう言うかね。
高速増殖炉の実用化は難しいとか、開発の意義が薄れたなどという非科学的な評論家の言に惑わされることなく、開発は冷静に進めるべきだ。
問題はこれか。
高速増殖炉は使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムを主燃料とする原子炉で、資源小国のわが国では避けて通れない選択だ。また実験炉ではあるが同じ方式の「常陽」(茨城県大洗町)は昭和五十二年四月の臨界以来大きなトラブルもなく正常に運転されている。
問題はこの「常陽」の評価でもあるのだが、どうなのか。
⇒原子力Q&A 〜放射線って何?〜
電力会社は、原子力発電所で使うウラン燃料を、成型加工工場から購入しています。JCOでは、この成型加工工場が使うウランと、実験炉「常陽」※のウランの加工を行っていました。
※高速増殖炉の実験炉。通常の高速増殖炉では必要ありませんが、「常陽」は実験炉なので、濃縮度の高い特殊なウランを使います。
実用性という意味では無意味だと思うが、「常陽」。
さて、社説だが、読売はひたすらにスカ。
研究開発に「もんじゅ」を徹底的に活用し、将来の実用化に生かせるような体制を一歩一歩、築きたい。
日経は奥歯に物が…。
巨額の開発費を投じたもんじゅを放棄するのは難しく、とりあえずは改造して運転を再開しデータを集めるというのが国や核燃料サイクル開発機構の考えだが、もんじゅの位置づけはいつまでもあいまいなままにはできない。エネルギー戦略や核不拡散などの観点から日本のプルトニウム利用計画をどう考え、高速増殖炉の開発をどうするのか。政府、電力業界、原子力委員会はもっと議論を深めるべきではないか。
でも、これがいちばんまとも。
やめろよ、もんじゅ、と私は思うのだけど、ようするにプルトニウム国策先にありきなので、産経とかもそのあたりバックレやがってことなんじゃないか。
日本国民ってなんなのだろ。