読売社説 [来年度予算]「赤字削減と景気配慮両立の道は」

 “聖域”視される社会保障費にも、疑問符がつく点は多い。生活保護費では、人口当たりの支給率が、自治体によって十倍近い格差がある。生活困窮度の認定に差があり過ぎるためだ。

 それもそうなのだが、問題はこの分野の人件費の膨れだろう。しかし、人件費こそが本質でもあるのだから、ようはそこのシステムを変更する必要がある。が、まさにそれが難しいわけだ。既得権だしな。