日経春秋 春秋(12/1)

予報では、年末にかけて寒さが厳しくなりそうだ。思い出すのは、古今亭志ん生が振った「銭湯であったまって、だんだんお燗(かん)がついてくるってえと都々逸が出てきて……」というのんびりしたマクラともう1つ。中村草田男の句「冬の水一枝の影も欺かず」。ぬくもりもまっすぐ伸ばした背筋も、大事にしたい。

 気持ちはわかるというか、この感覚がわかるのは、団塊世代より少し上だろうな。

日経社説 政府は冷え込む需要の喚起へ知恵絞れ

 曖昧な言い方になるが、地域社会の豊かさ、みたいなものが実現できる社会になればよいのではないかな。Web2.0みたいにWebに参加するのではなく、地域に参加できる、コミットできる、そこで生活の消費が循環するというような。

読売社説 道路整備計画 新しい交通需要予測で見直せ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 将来の交通量が減るとすれば、道路予算を減らすのは当然だろう。

 これから日本は人口縮小し都市かが進むのだから国土の連携が重要になる。道路はその重要性があると思う。枠組みを変えてそれなりの対応が必要には思う。

晴れ

 寝坊した。富士山も霞んでいる。
 夢は。ストーリーは忘れたのだが、有名なバスケット選手らしい人を囲んでボールをパスするゲームをしている。すると、その家屋が突然崩壊する。それほど危機感もなく逃れると、家が崩れおちる。これではいけないということで、どういう契機なのか、中国の山岳地帯に出かける。バス停で見上げるときれいな光景だなとか思っている。

今日の一冊 「不機嫌の時代」山崎正和

 ⇒丸谷才一さんの私の1冊「不機嫌の時代」山崎正和 | NHK 私の1冊 日本の100冊
 率直にいうと、このシリーズでなんとか丸谷才一を出さないわけにはいかないだろ。だれか、丸谷才一の本を推す人いねー? いないの? じゃ、御大を出すか。大丈夫? 大丈夫じゃないか、みたいな感じを受けた。

cover
不機嫌の時代 (講談社学術文庫): 山崎 正和
 この本は、私の世代の、ある程度知的水準のある人はみんな読んでいる。というか、山崎正和加藤周一なんかと同じで必読なかただった。
 番組で丸谷の話をきいて、それなりにわかるというか、まいどの丸谷先生なんだけど、「不機嫌の時代」は今日的かなとは疑問に思った。つまり、再読して得るところはどうだろうか、と。
 日露戦争後に、自己の確立から不機嫌、という潮流はあるにはあるのだけど、鴎外、漱石荷風志賀直哉という流れから見えない部分のほうが、現代的には大きいかなという感じがする。
 むしろ、こうした自己の確立的な文芸的な時代コンテクストがどのように、若者というか若いインテリを巻き込んでいったか、その背景で社会主義はどのような意味をもっていたかというほうが大きいかな、と。
 初期の小林秀雄とか読んでいて、その背景の社会主義とインテリの、あの時代の空気みたいのが、もうよくわからない時代になっているようには思う。

今日の一冊 「ふしぎなえ」安野光雅

 ⇒季里さんの私の1冊「ふしぎなえ」安野光雅 | NHK 私の1冊 日本の100冊

cover
ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ): 安野 光雅: Amazon.co.jp
 これは名作なんですけど、見る人によって異様な魅惑をもつかというのはあると思う。季里という人を知らないけど、この人はそのタイプなんだろうなというのがよくわかる。
 この手の感覚は生得的な脳機能的なものだろうと思う。

こういうのなんなんだろ

 ⇒「プロジェクトX」統括の元NHKプロデューサーが万引 - MSN産経ニュース

 調べでは、11月30日午後6時ごろ、渋谷区宇田川町の「ゼンモール渋谷店」の1、2階の売り場で、手提げ袋にマフラーやTシャツなど4点(計7300円相当)を入れ、盗んだ疑いが持たれている。店外に出たところで警備員に取り押さえられた。バーゲンセール中で店は混雑しており、男性職員は別の商品を購入した後、再び売り場に戻って犯行に及んだという。
 同店関係者によると、事情聴取した警備員らに「興奮して盗んでしまった」「レジに並びたくなかった」などと釈明。一方で、「自分はこの店でいっぱい買い物をしているんだ。7000円くらいで捕まりたくない。金を払うから許してくれ」などと、許しを請うような態度をとったという。
 「プロジェクトX」は平成12年3月〜17年12月に放送されたNHKの人気番組。男性職員は番組を統括し、関連した著書もある。NHK広報部は「事実関係を確認している」としている。

 ピック病ではないだろうけど、なんか病気のような感じがする。
 ⇒NHKニュース NHKプロデューサー 万引き

検挙されたのは、NHK制作局の今井彰エグゼクティブ・プロデューサー(52)です。

 ⇒エンタープライズ:NHKプロデューサー今井氏,「VHSの奇跡」からプロジェクト成功への道を語る

 今井氏のプレゼンテーションを聞いて,それがよく理解できた。感情にグイグイと訴えかけてくるし,聞いていて心地よい感覚になる。テレビプロデューサーらしく,大衆の気持ちをつかむのがうまい。

s/本田勝一/本多勝一/g

 ⇒東浩紀の渦状言論: 虐殺問題についていくつか

南京まで行って出会えたのは本田勝一だった、この失望は決して浅くない(ちなみにぼくは中学生当時の教師の影響で、本田勝一朝日文庫はほとんど読んでいます)。

平成仮面ライダー

クウガオダギリジョーよかったんでねえの。アルティメット、よし。
アギト:実は、けっこうこの話は好き、でも脚本破綻。秋山莉奈、よし。
龍騎:一応見た。そりゃね。まあ、よかった部類かな。
555:けっこう良かったけど、脚本こなしきれず。王の意味が問えなかった。最後はたぶん悲劇。
剣:見て無い。デザインがキモかった。
響鬼:途中で脱落。
カブト:ときたま見た。わかんね。
電王:時たま見た。電オタになりきれず。
キバ:よい。すごくよい。まだ脚本は破綻していない。「いつタイガを倒してくれるの?」の一言で悶絶。

それにはわけがある

 ⇒ふと思い出したこと - 雑種路線でいこう

あと商用UNIXが当時のLinuxと違ってドキュメントやマニュアル類まできっちり日本語化されていたのには感動したなあ。

 それにはわけがある。