日経春秋 春秋(11/1)

日銀の利下げ0.2%という微妙な数字、そのゆるさを、次に来る大寒波の予兆と市場は受け止めたのか、株価は発表を聞いて急落した。心に余裕がなければ、暖かさも穏やかさも、明るささえも人は逆に受け取る。こんな小春日和の切なさが、山口百恵の歌声とともに頭に浮かんだ。

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秋桜/いい日旅立ち/さよならの向う側: 山口百恵, さだまさし, 谷村新司, 阿木燿子, 萩田光雄, 川口真: Amazon.co.jp: 音楽

こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る

 すっと思い出して、orz まあ、年は取りたくないわな。
 この歌詞の先はこうね。

明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと 笑った

 笑ったのは「母」だね。

明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくり返す母

 変態かよ、と。

ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください

 30過ぎまでね。

日経社説 景気悪化と金融混乱が促した日銀利下げ

日銀は2006年半ばに5年続いたゼロ金利政策を終え、金利を2回にわたり引き上げた。資源高などのインフレ圧力を意識して利上げの機をうかがっていたが、昨年夏から米国の住宅バブル崩壊が深刻となり、平時の金利水準に戻す「金利正常化」を棚上げした。今回は緩和方向への転換となる。

 まあ、与謝野失政と言っていいんじゃないかな。

毎日社説 社説:大麻汚染 不正、腐敗の風潮が助長する - 毎日jp(毎日新聞)

社会全体のモラルと規範意識の高揚なしに、大麻汚染の一掃は望めない。

 その発想が根本的にダメで、まず最初から目下の世界状況では、シンガポールとかにするんじゃなければ、端から「一掃は望めない」。で、しかも、戦中の日本じゃないんだからっていうか戦中だってそうだが「社会全体のモラルと規範意識の高揚」なんてナンセンス。というか、こういう社会思想にこそファシズムへの種があるんだけどね。いわゆる右傾化とかそういうべたな表層なんかどうでもいいんだけど。
 大麻汚染を一定の限界に抑えるシステムをどう考えるかということなんだけどね。
 っていうか、れいのはてブ問題なんかも同じことなんだけど、こういうのって、日本人には通じないのかしらとか思うが、別に日本人にという問題ではないな。

毎日社説 社説:日米利下げ 中央銀行は危機から教訓学べ - 毎日jp(毎日新聞)

 デフレの色が薄れ景気の改善が続いていた段階で、金利水準を正常化していたら、もう少し利下げの余地も残っていたことだろう。

 どの段階とツッコミ。

 だが、これほどの金融危機が起こった以上、中央銀行も教訓を学ばねばならない。金融政策をどのように改善すべきか、真剣に考える時期が来た。

 毎日新聞もね。

読売社説 日銀決定会合 市場が迫った利下げの決断 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 制度の期限が切れる来年4月まで、その利点を存分に活用し、金融緩和の効果を高めてほしい。

 よく言うよ。

読売社説 集団自決判決 検定の立場は維持すべきだ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

渡嘉敷島の集団自決の隊長命令説をめぐっては、生存者を取材した作家の曽野綾子氏が1973年に出した著書によって、その根拠が大きく揺らいだ。

 仔細を知らないが、曽野綾子の著者は歴史研究ではないと思うので、根拠がと言われてもという感じはする。

朝日社説 集団自決判決―あの検定の異常さを思う : asahi.com(朝日新聞社):社説

 仔細に見ていないが、この問題は高裁で終わりではないかな。広義に「住民の集団自決に日本軍が深くかかわっていた」と見るのは妥当だろうからというくらいに。
 この問題、右派左派非常にわいのわいのやるけど、現地でいわゆる固定した語り部以外から実際の経験を聞き出すというのをやっていない感じがする。れいの「おばあが笑ってぶい」くらいは読めよと思うが、が、というのは、こうした問題はナイチャーには通じないのでどうでもいいし、古老ももうあらかた死んでしまったな、という感じか、自分もナイチャーだが。

朝日社説 利下げ―狭い道での苦渋の決断 : asahi.com(朝日新聞社):社説

 欧州と協調行動しておけばよかったのにという指摘はないものだな。

 過剰な金融緩和は副作用も伴う。日本の超低金利が世界的に投機資金の供給源となり、金融危機を生む一因になったことも忘れてはならない。

 そういえばこの関連の言及で、bewaadさんからトラバをもらったのだけど。
 ⇒金利平価の初歩的な解説、あるいは円キャリーに係るリフレ政策主犯説への反論。 - BI@K accelerated: hatena annex, bewaad.com
 反論はないけど、というか反論できるほどの知識がないが、腑に落ちないというか、ああなるほどという感じはなくて、円安予測というのはそれは循環論じゃないかな、また、世界経済全体の動向のなかでそうした予測が独自に動くことはないから、概ね今日の朝日新聞みたいな意見はあるんじゃないか、というか、サミュエルソンもFTもそう見ているなというあたりで、自分としてはまだそっちに近い。

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 昨日はいい気になって半袖過ごしていたら体が冷えたのか夜間頭痛になった。頭痛は珍しいなと思った。なかなか寝付かれないので坐禅。そして坐禅も効果なしだが、そもそも坐禅とはそんなもの。眠れないのでいくつかCDのエンコーディングをやり直し。最近、AACの256でも音がいまいちと思うようになってきた。で、それを聞いたりしているうちに眠くなった。
 夢は覚えていない。朝方は、ああ頭痛は消えたなと思い、今度は瞑想していた。瞑想中にいくつか思いついたというかわかったことがあった。

NHK 七瀬ふたたび 4回

 よいですよ。話の切れもいいし。水野美紀の白衣メガネは萌えのツボじゃないですか、いや、そこはどうでもよろし。
 ⇒次回予告・各回のあらすじ | NHKドラマ8 七瀬ふたたび
 ヘンリーの幼さみたいのもいいかな。あと、主人公がなかなかよい演技ですね。
 テーマ的にも「悪」をよく描いている。まあ、しかし、この描き方は古典的ともいえるけど。
 ちなみに。
 1⇒NHK 七瀬ふたたび、一回目、見たよ - finalventの日記
 2⇒韓リフ先生、テレビを見ててふと思い、散人先生、岩井克人に共感する - finalventの日記
 3⇒七瀬ふたたび、良かったですよ - finalventの日記

案外そうかなそうでもないか微妙な増田英語学習論

 ⇒英語ができないたった1つの決定的な理由

向こうの人と話せるようになるには10000単語くらいは最低必要。

 まあ、そうかな。

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村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける: 村上 憲郎

 では外国人は、英単語をどのくらい知っているのか。実はこれもテストしたことがあります。
 以前勤めていた外資系企業の同僚の外国人数人を対象に、ランダムハウスのペーパーバックスの辞書でテストしました。その辞書は収録語数が10万〜15万語くらいだったと思います。
 すると、MBAを取って入社してきた外国人で、知っている単語がやはり7万語でした。英語のネイティブは英単語を約7万語というボキャブラリーがあるのです。
 もちろん英語のネイティブに対等に立ち向かうなど、無理な話です。とはいえ、彼らと丁々発止とやりあえるには、どのくらいのボキャブラリーが必要でしょうか。
 村上式の勉強法で覚える英単語の目標は1万語です。とにかく1万語を覚える。そうしてビジネス英語に困ることはまずないというレベルを目指します。

メモ

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):ドルLIBORが引き続き低下、スプレッド縮小 - ロイターニュース - ビジネス
 ⇒極東ブログ: あー、ご出席のかたで、ライボーに詳しい人は手を挙げてみて(Well, can anyone -- raise your hand if you're familiar with the Libor rate)

ブログに書いてあることはなんでもネタだと思っている人が多くて困るが、それは文意をバカ正しくしか汲み取れていない読み手と、文意を汲み取りづらして親切を伝えようと書く書き手の両方に問題があるのではないか

 と言ってみるテスト。
inspired by ブログに書いてあることはなんでも本音だと思っている人が多くて困るが、それは文意を正しく汲み取れていない読み手と、文意を汲み取りづらい文章を書く書き手の両方に問題があるのではないか - ねこかわいい

ぶっちゃけっていうのもなんだけど、存在感を出すために群れるのはうすらバカで、存在感を消すために群れるのが賢い野郎で、バカとか天才とか反照的自意識が欠落しているからそのまま存在感有り杉

 ただし、群れた状態で薄らバカと賢い野郎の差を見極めるにはqうぇrちゅいお

かなりどうでもいいツッコミだが

 ⇒はてなブックマーク - 「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る (1/5) - ITmedia News
 コピーって、あれね、本屋に並んでいる本とか、あれ、全部コピーなのな。
 CDとかもそうだね。
 コピーをどうするかっていう権利が、コピーライトなのな。
 いや、洒落じゃなくて。

ほぉ、男性の得意料理 1位「チャーハン」 2位「カレー」 3位「野菜炒め」

 ⇒痛いニュース(ノ∀`):男性の得意料理 1位「チャーハン」 2位「カレー」 3位「野菜炒め」…男性の料理の実態
 私は野菜炒めって作らないなあ。
 炒め物って難しいのですよね。まあ、抜け道はあるけど。
 で、野菜なんか炒めてもたいしてうまくないっていうか、炒めるような野菜って何? 回鍋肉か? 
 ちなみに私の得意料理は煮込みかな。スロークッカーが勝手に作ってくれるやつ。あとは、パン生地ものかな。そのくらいか。ローストものそうか。オーブンが勝手に作ってくれるやつ。
 よくわからないけど、お茶とか淹れるのが結果的に上手。これをいうといやがられるけど、私より上手に淹れたお茶ってめったに出会わない。
 コーヒーはそうでもない。コーヒーはあまり懲りたくない。

これがね英語の文型というのだけど

 ⇒http://anond.hatelabo.jp/20081101193705

文型が分からなければ英語は読めません

 いわゆる五文型というのは文法じゃなくて意味論っぽい。あるいは辞書の便宜というか。
 ⇒C・T・オニオンズ - Wikipedia
 ⇒Charles Talbut Onions - Wikipedia, the free encyclopedia
 そして実際のところ文型は単純な形を覚えてもしかたなくて、embeddingの状態を知らないとね。イェスペルセンのいうnexusとかだけど。
 わかりづらい⇒Nexus Grammar - Wikipedia, the free encyclopedia
 あと、現在の生成文法では扱わなくなったけど、ごく初期のころ変形の一種みたいに提案されたNominalizationというのがあって、まあ、そのあたり練習するとよいのだけど、教材ってみたことない。欧米人の脳内には存在しそうなルールなんだけど。
 ところで。
 Onions だが。

Onions famously promoted the devotion to the cult of the then Blessed Gabriel of Our Lady of Sorrows. So strong was his belief in this holy saint that it is said that in the volumes of the OED he edited a secret prayer to Gabriel of Our Lady of Sorrows appears, as well, it is believed, as several coded messages to British anti-Fascist organisations.

 ⇒ドン・ボスコ社書籍 > 青少年・伝記 - ガブリエル キリストの受難に魅せられた若者 - ドン・ボスコ社 〜ロザリオ・メダイ 各種聖具 キリスト教書籍〜
 絶版か。

そういえば西丸震哉さん、85歳

 長生きだなぁ。
 ⇒西丸震哉 - Wikipedia

その中に記されていた「21世紀初めには環境汚染の影響で日本人の平均寿命が大幅に下がる」という見解を1990年代にも『41歳寿命説』として世に送りマスコミの話題となった。いわゆるオカルト的な視点からではなく科学的合理的根拠に基づいた仮説であるだけに現在も支持する声もある。ただし、2006年現在も日本人の平均寿命が毎年更新され続けていることと自説の整合については公にコメントしていない。
 また、同じく1970年代はじめに流行した「地球寒冷化説」を今日に至るまで支持しており、地球温暖化説は誤りであるという見解を表明している。

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41歳寿命説―死神が快楽社会を抱きしめ出した (センチュリープレス): 西丸 震哉
 まあ、アホな本だったけど、それとは別に自分は41歳までは生きてないなと思っていた。かく言う私も、51歳。