日経社説 無責任が裁かれた耐震偽装

 ここの指摘は重要だろう。

 「小嶋被告の事後の対応ぶりもあってか、ヒューザーや小嶋被告が耐震偽装問題の中心にいるかのようなとらえ方」をされたが、「そもそもの発端は姉歯建築士による構造計算書の改ざんであり」耐震偽装物件を売り抜けた詐欺は「弱い故意に基づく」。判決はそう述べている。

 小嶋にしてみれば、耐震偽装で故意に作ったわけではなく、出来てからそうだといわれて、今回の地裁のスキームでいえば、小悪党っぽく逃げてしまいたかったのだろう。この裁判についてはそれだけのことしか言えないと思う。

毎日社説 社説:新銀行東京出資 知事や議会はどう責任取る - 毎日jp(毎日新聞)

 この問題がよくわからないのは、都の自公にはそれなりの計算があるのではないか。あるいはまったくないということなのだろうか。この毎日の社説でもそうだが先に結論ありきで、ディテールの見通しについてのダメが議論されない。これではわからない。

読売社説 ヒューザー有罪 マイホームの夢を砕いた : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これもまだ地裁といえば地裁なんでその限界はあるだろう。このニュースはラジオでも聞いたのだが、「懲役3年、執行猶予5年の有罪判決」なので形式的なものに思えたし、罪状もあまり釈然としなかった。
 読売社説は冒頭、

 マンション購入者の経済的損失や精神的苦痛を考えれば、刑事責任は免れようがなかった。

 とするのだが、経済損失については、ヒューザーを延命させて賠償を長く取るほうがよかったのではないか。というのは、実際にはヒューザーの物件がすべて問題があるわけではなく、むしろヒューザーのビジネスモデルはモデルとしては成功していたように見える。もっともその存続が業界には都合が悪かっただろう。

曇り

 昨日は軽く泳いだ。前回は少しやりすぎて身体をいためた。このところスポーツ科学っぽい映像を何個か見つつ、自分も中学・高校では陸上やってたなとか、20代も泳いでいたなとか思い出す。でも、確実に今の自分の身体は違う。
 昨日は寝付かれなかった。もしかして徹夜かなと思ったがなんとなく寝た。夢は覚えていない。心のなかにいろいろ、悩みという形を取らない奇妙なものがぐるぐると渦巻いているのがわかる。
 はてなの若い人の若い悩みと違って、この歳になるとどうもいろいろ自分の存在が薄汚い感じがするが若いころの自己嫌悪には至らない。死の衝動なども鈍い。以前なら孤独と思えたものがまた違った色合いをもっている。

そういえば昨日の変わる君話のちょっとした続き

 昨日書きながら誤解しているな俺と思ったけど、まあいいかとも思った。なんとなく、すまん。
 で、いま十分に理解しているかというとそうでもないのだけど。
 いわゆる「自己啓発系」じゃない、なんつかターザン系がある。ベタに身体改造系の人々。実は、ダイエット女性とか整形なんかみんなそれ。
 これもごく単純な話で、ぶっちゃけると、他者から承認される身体が獲得したいわけで、自己啓発系と同型といえば同型。
 ただ、ちょっと違うかなというか。
 私は十年間近くウサギを部屋で飼っていたけど、きちんと身繕いするし、動き回る。ああいうごく動物的な身体メンテはあるのだろうと思う。
 と、思い出すのは、年上の女性の知人で肥満の猫を飼っていた。彼女も肥満傾向だったが、動物でも肥満はあるし、ましてペットは肥満になるか。
 身体は、自我とは違って、ごく単純に外化される、つまり、鏡で見ればデブはデブ、ブスはブスみたいな部分があって、自己欺瞞が入りづらい。なので変革の必死さはより悲惨になる、無理だそれ、みたいな。
 ただ、どうも身体的な外化というのはそれ自体が自己欺瞞の産物ということはありがち。デブでいたかったりブスでいたかったりする。まさかのようだけど、そういうことはある。
 ちょっと関連⇒極東ブログ: [書評]サーノ博士のヒーリング・バックペイン(ジョン・サーノ)

ちょっと悪趣味なギャグを書こうとしてやめた

 ネタはこのあたり(2007年 11月 15日 13:01 JST)⇒15年変動利付国債の大口落札先は日興シティG証674億円、野村証480億円=市場筋 | Reuters

 [東京 15日 ロイター] 市場関係者の推計によると、午後零時45分に結果が発表された15年変動利付国債入札における大口落札先は、日興シティグループ証券674億円、野村証券480億円、モルガンスタンレー証券427億円、岡三証券288億円、BNPパリバ証券283億円、ドイツ証券268億円、みずほ証券257億円、新光証券206億円、東海東京証券115億円、三菱UFJ証券114億円、などとなった。

 参考⇒財政再建への動き | 金利上昇局面で変動利付き国債が嫌気される

そして、こうした銀行の債券運用戦略の変化に冷や水を浴びせたのが、重点投資対象とした中短期債の急落で、日銀の福井俊彦総裁が2月9日の記者会見で、量的緩和の解除について「3月以降の判断が重要」と発言した後、新発2年物国債の売りが膨らみ、2月末には、日銀が量的緩和政策を導入する前の12年12月以来の水準である0.52%まで利回りが上昇する場面があったとのこと。このときは、スワップ取引などで金利上昇に伴う損失を回避した銀行もあったが、「実際に含み損が生じた」と見られているのが昨年9月末に起きた15年変動利付国債の急落で、銀行が保有している国債の大半は固定金利のため、長期金利が上昇すると含み損が生じ、一方、変動利付国債は「金利上昇局面でも損が生じない」のが売り物で、大手銀行はこぞって振り替え投資してきたが、一つ誤算があり、長期金利以上に短期金利が上がって、長短金利差が縮小するような局面になると、価格が下落するという商品特性があり、9月末に急落したとか。市場からは需給引き締めの希望が相次ぎ、財務省が15年変動利付き国債の18年度の発行額を減額する事態に発展したと記事は伝える。

 含み損はどのくらいなんでしょうね。
 関連(直接関連ではないけど)⇒極東ブログ: [書評]さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一)

これは本当にうまいんだよね

 これ⇒asahi.com:清蒸時魚〜魚のうまみ味わい尽くす〜 - 食と料理
 アカジンミーバイ!
 おまけ⇒はてなQ あなたがこれまで食べた中で一番おいしいと思う食べ物を教えてください。  - finalventの日記