中国新鋭の駆逐艦、東シナ海ガス田付近で確認

 またか。
 こうした自体は胡錦濤が中国内の軍部を掌握していないか、あるいは、胡錦濤側にこのメリットがあるかだ。人民元リスクの現状がわからないやつらが胡錦濤の周りにいるとも思えないので、となると前者でしかない。長期的に恐ろしいのは賢い政権だが、現状のような愚かな国策は、突発的な事態を起こしかねない。

今日の新聞各紙社説は…

 産経の朝日・NHK問題がよかった。産経というだけで右派と思う向きもあり、ま、私がそれだよ、のクチでもあるが、個々の社説はきちんと目を通す。結果パスすることがあるにせよ。
 今回と限らないが、朝日のイレッサのネタでもそうだが、科学知見に公的な立場で言及するときはそれだけの知的な整理が必要になるだろう(経済の問題はやや難しい、というのも経済学は社会学同様本質的に疑似科学だからだ)。同じことはブラックバスの問題についてもいえるのだが、こちらは実際には過度といえるほどに政治化している。
 社説に関係ないが、日本社会も変わり、右翼・左翼、ウヨク・サヨク、ウヨ・サヨだのが言説の表出としては多様になってきた。多様のままであればいいのだが、その表層の部分でのゲーム化も始まっているように思う。このゲームに私は参加したくない。問題は、こうした多様性というのは民主主義の常態なのであってそれ自体は議論の対象ではない。それが問われるのは政治である。それを問い突きつける言説は政治の権力性を帯びている。私にそれが向けられるときはまずそこをほぐしたい。
 議論というものは、こうした状況では、特定のシングルイッシューをきちんとフォルマライズし命題として明示化し、そしてそれについての最低同意できる部分をまとめ上げていくことだ。朝日・NHK問題について言えば、まずなにが問題なのか。朝日の12日の報道が真実か否かを問うのか、それは真実でも否でもどうでもよくNHKの体質を問うのか。問題がフォルマライズされなければ議論にはならない。そして、議論とは、表層的な党派性の表出というゲームではなく、最低限に合意できる条件とはなにかを問うことだ。

産経社説 朝日・NHK論争 司法の場ではなく報道で

 これも同意。報道で乱闘という人もいるが、報道機関の質が問われるのだから、公開された場でやるべきだろう。なにより、そういう種類の問題でもあるのだし。

問われているのは、この問題を報じた朝日新聞の十二日付記事が真実か否かではなかったのか。朝日こそ問題の本質を見失ってはならない。

 NHKは糾弾されなくてはならないが、それは4年前の状況と同じだ。NHKが糾弾されるべきネタは他にもあり、構造は複雑でもある。しかし、現実この4年間眠り続けたのが起きたのは上記の問題だ。まず、ここを解明するのが先決だ。つまり、その報道が真実なのか? 真実でない報道なら朝日新聞とはなにか?
 私の立場について、誤解されるむきがあるが、私は以上のように考えていて、予断はない。
 多少放言はあるかもしれないが、ある一定の知的水準のある人なら、笑ってすませるだろうし、放言もできないないような私的な日記は嫌なものだ。もちろん、訴訟対象となるような放言はいけないし、そうであれば批判は受ける。

毎日社説 オオクチバス 規制対象とするのは当然

 今頃出してくるあたりがちょっとね。
 そして議論はいまいち。
 この問題は存外に複雑だ。私の基本は規制しろではある。が、この反対派の言説がよく見えないのが気になる。
 先日、日経の放言に軽く賛同したところ、批判的なコメントをいただいた。それはそれでよいのだが、現実的な反対派のそれではなかった。

読売社説  [国会代表質問]「民主党は政権準備にほど遠い」

 残念ながら標題のとおりではあるが

岡田氏が一言も憲法に言及しなかったのも、解せない。

 そういう話ならどうでもいい。憲法なんか実質現実世界になんの問題も起こしていない。小室直樹がいうようにすでに死んでいる。そして、実質は解釈改憲と裁判結果のログでなんとかなる。日本は事実上成文法国家ではない。ちなみに、私は憲法改正反対。

朝日社説 抗がん剤――評価は国際基準で

 朝日批判ということではないが、執筆者があまり知識をもってない分野なら内部の教授を受けるとか外部に取材して書けばいいのに。イレッサ問題は国際基準というだけにはいかない。遺伝子の特定性があり、効く人のタイプがありそうだからだ。

朝日社説 女性基金――この遺産を未来へ

 この話はよくわからない。女性基金があれでよかったのか。村山に関わることは考えたくもない、いまわしい感じがする。震災の際の、彼の初動のまずさ、イデオロギー先行で自衛隊と米軍を阻止したことでどれだけの人が苦しんだだろうかと思う。

毎日新聞 朝日とNHKの大喧嘩 ほくそ笑むのは誰?

政治的圧力は過去も現在も、どこにでも存在する。例えば某特殊法人のトップは某政治家の無理難題を断り「宣戦布告だ!」と脅された。その政治家の背後に「闇の勢力」が存在するから周囲も緊張する。最近この事実を知ったが、僕は書かない。明白な犯罪行為とはいえないうえ、報道したことで一つ間違えると人命が危うくなるからだ。

 かくしてジャーナリズムは死ぬ。だが、この記者に書けとも言えない。私も書かない。私も書かない理由は説明するまでもない。ヘタレと言えばいえだけど、誰が言える?

余録:花粉症

ただ日本人にとってスギは記紀万葉の昔からの古い友だ。勝手にどんどん植林され、いきなり人間の敵呼ばわりの末に別品種に変えられるとは、スギにはさぞ心外だろう。

 洒落になんくせをつけるわけではないが、日本で問題になっているスギは日本古来の分布では全然ない。日本は落葉樹が多かった。これを杉に変えたのは近代日本であり、杉山こそすでに環境破壊とも言える。

経済観測:心は貧しい大国

であるのにサミット、G7(先進7カ国財務相中央銀行総裁会議)における為替問題の歯切れのわるさ、おそらく心が貧しくいやしいせいなのだ。(三連星)

 ちなみに、聖書(現在の共同訳ではない)の「心の貧しい」というのは、魂に希求を覚えるという意味である。

Ambassador Baker Speaks at Japan Press Club

We must be watchful of the potential to threaten, but aware of the possibilities to work with relationship and the leadership of China across a broad spectrum of issues, as the U.S. and Japan are attempting to today.

 これは含蓄深いんですよ。しかし、単純に言えば、中国を暴発させないように日米は努力しましょうというとこだし、これは軍事的にもだが、人民元爆弾もたぶんあるのだろう。ま、MDというスジもあるのだが…困ったものだが。